木の家に似合うものを作ったり、販売したり、地元住吉区の名店を紹介したりしています。運営は大阪市住吉区の工務店「藏家」です。

手ぬぐい工場見学 その2

居藏 宏幸
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居藏 宏幸
藏堂堂頭  大阪芸術大学芸術学部建築学科卒業後、 小さな工務店を4社ほど勤務 2010年 工務店 藏家 として独立 2013年 株式会社 藏家 に法人化 2015年 藏堂 事業開始
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念願の手ぬぐい工場見学。

前回は晒しについて紹介しました。

https://kura-dou.net/tenugui-koujou1/

 

今回はメインの「染め」についてご紹介致します。

お邪魔した会社は「株式会社ナカニ」様で、こちらの会社は独自の手ぬぐいブランドも持っておられ、堺市を代表する手ぬぐいの染色会社さんです。

ちなみに独自手ぬぐいブランドは「にじゆら」といいまして、知っている方も多いのじゃないでしょうか?

この日は、社長である中尾さん自ら案内して下さいました。

中尾さん「ほな、砂場を案内します。」

わたし「す、す、砂場???」

と、思いながら加工場へ進むと・・・

本当に、砂場が・・・

 

なるほど、こうやって砂を使うんですね!

これは糊付けの作業様子。

手ぬぐいの染めたくない部分に型を使って糊をつけます。

こんな道具を使うのですが、けっこう力の必要な作業のため、人差し指をあてる部分が自然と窪んでます!!

次は染色の様子を・・・

こちらが染色の作業場です。

作業場の横には染料が並んでいます。

やかんのようなもので染料を注いでいきます。

注いで染めるから「注染(ちゅうせん)」なんですね。

それにしても、職人さんの佇まいってなんかかっこいいですよね。

僕も職人になりたくなるなぁ。

「君には無理や」

そうだ、染色とは反対に抜染というのもあります。

染料ではなく脱色する液を注ぐことで、糊のない部分だけ脱色されます。

染色が終わると、洗って糊を落とし・・・

干したら、この工場での作業は終了です。

今回ご紹介したナカニさんの工場では、注染以外の染めやプリントを行っております。

これは単色染めに使う機械だそうです。

これはロールプリントの機械。

量産品などに使用します。

これがロールプリントの版です。

他にも・・・

スクリーンプリントの機械もありました。

 

スクリーンプリントの様子はこんな感じです。

ということで、2ヵ所目の見学が終了!!

例のごとく、今回もナカニさんが作った「注染の解りやすい動画」がございます。

 

「またしても、君の説明要らんかったな・・・。」

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藏堂堂頭  大阪芸術大学芸術学部建築学科卒業後、 小さな工務店を4社ほど勤務 2010年 工務店 藏家 として独立 2013年 株式会社 藏家 に法人化 2015年 藏堂 事業開始
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